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害虫
 最近、産地を悩ます害虫のミカンコナカイガラムシ(白い部分)の写真です。カンキツ類・カキ・など多くの植物に寄生する。日本では主に温室内の害虫であるが、温暖化の影響か?露地で見かけるようにななった。発生生態は通常年3回の発生と考えられ、近年の温暖化により、4回も有り得るそうです。分散は主に歩行と、風による飛散によるそうです。
防除のポイント  本種に対する防除薬剤の効果が低いとの声もあるが、今のところ薬剤抵抗性を獲得した事例はなく散布された薬剤と接触すれば死亡する。本種が多発する最大の原因は「薬剤のかけむら」である。薬剤は高圧で果実に吹き付けなければヘタの隙間に潜む本種に到達せず、果実表面にわずかに付着する程度の散布では効果が低い。また、整枝剪定にも配慮し、枝の重なりをなくすよう工夫する。薬剤防除は越冬明けの4月下旬〜5月中旬と第1世代幼虫期の6月中旬〜下旬に重点的に実施する。第2世代以降は果実の生育によりヘタの隙間がほとんどなくなること、齢期が乱れることなどにより防除効果が上がりにくい。
天敵の保護  本種が増加したもう一つの原因として、果樹カメムシ類等の防除に用いる合成ピレスロイド系薬剤、ネオニコチノイド系薬剤、有機リン系薬剤などの多用が本種の天敵類に悪影響を与えていることが考えられる。本種には寄生蜂類やタマバエ類、カゲロウ類などの有力な天敵類が存在するため、防除をしていないカキ園では本種の発生が少ないことが多い。  ネットより抜粋


| みかん園日記2007 | 11:10 AM | comments (0) | trackback (x) |


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