家出→捜索編 
 ナレーション これは、事実を基にした苦闘のフィクションである。チャラララーン♪
 未だ彼女からの連絡はなかった。もう打って出るより他にない。より大きく彼女をゲットするため、さらに捜索の手を広げることにした。僕の好みは次世代・環境関連などに興味のある人。そんな中、一人見つかった。名前はネオ・マックス。ハイブリッド車に乗り世界最高の磁力で僕を引き付けた。しかしこの彼女、気性が荒い。それでも付き合う事を決めたのだ。始まりから危険な兆候はあったが当時の僕は経験が浅く、デートにはお金がかかるものと気楽に考えていた。最後までいくかどうかのリスクは無視して。いきなりビンタが飛んでくるDVだ。が・・耐えた。時折見せる優しさが好きで・・しかし、世の中と同じで、優しさは一瞬、あとは虐げられてばかりだ。
 盲目だった僕もついに目が覚めた。この関係を清算したのだ。のちにこの娘は日立金属の養女となった。僕と付き合い始めた頃の好条件で・・・。
 熾烈な彼女をめぐる攻防戦に仲間がやってきた。なかなか彼女と上手く事を運べない僕にお説教をしてきた人だ。「君は浮気性だ」。「君の恋愛はゲームだ」などと以前よく言われたものだ。そんな彼は僕よりも彼女を得るという面では一途だった。最近流行のギャル系狙いのようだ。とにかく派手なのを好み、「心中してもいい!」とまで言っていた彼女をふって新しいのに変えてみたり、お金を催促されてもすぐ渡している。僕以上に重症だ・・。
 四半期ごとの身体検査の日が迫ってきた。少しでも悪いとこがあると容赦なくお払い箱だ。僕は彼女に期待していた。まさかの事態だ。いきなり入院、自宅に帰る暇も無かった。彼女を救うには追加手術が必要だ。手を打てば半分よくなると言う。温暖化対策には彼女の力がいるとの思いで手術をしたら、治療費が2倍の動きとなり、病状はさらに悪化。ポイ捨てだ!そんな経験を積んでは深入りしないことにした。出会いの数を増やし、軽く飲んで脈なしと分かればすぐバイバイ。上手く行きそうでも次なる獲物と機会を求めて。
 新年、世界を騒がした同時株安。世界中から彼女持ちがどんどん減っていく中、僕は細くなった彼女の手をしっかりと握り締め、見失うことは無かった。 だが、本当の彼女は失っていた・・・・・。
      うーん・・リクエストに答えて書いたけれど、同じネタの2度目は面白くないですね。次回はありません。 


| みかん園日記2008 | 08:42 PM | comments (2) | trackback (0) |

うーん。。。
うーん。。。

わからん。。。。。
| チキちん | EMAIL | URL | 2008/10/14 05:25 PM | QjQLBfWk |

楽しく拝見してます。次作も期待してますよ。
| 元地元民 | EMAIL | URL | 2008/03/03 08:35 AM | FqAJpgG. |


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